こんにちは、キャストの丈です。
以前、物語に関する仕事をしている時、調べごとをしていて次の言葉に出会いました。
《Drama is anticipation mingled with uncertainty》
直訳:ドラマとは不確実性に取り巻かれた期待だ
意訳:ドラマとは期待に不安が入り混じったもの
イギリスの劇作家ウィリアム・アーチャーの言葉です。
小説・映画・アニメ・漫画・ドラマ・ゲーム、なんであれ、僕が面白いと感じる物語は、
「この先どうなるんだろう?」
とワクワクする期待や
「最後はどうなってしまうんだろう?」
というハラハラと不安が絶妙に入り混じり、僕の心をぐっと掴んでくるものが多いです。
まさに先程の言葉の通りです。
この言葉の”ドラマ”の部分は”SM”に変えてもいいような気がします。
“SMとは期待に不安が入り混じったもの”
これはどうでしょうか。
例えば、プレイ中にふと楽しそうな笑顔で「お尻ってなんのためにあると思う?」と相手に問われたとしたら…。
相手の笑顔からなんとなく楽しそうな雰囲気を感じつつも、
曖昧な質問の意図が読み取れず戸惑い
自分好みのプレイを一瞬期待したり
何をされるのかわからない不安を感じたり…。
期待だけでもなく、不安だけでもなく、入り混じっていてドキドキする。
これこそSMの醍醐味ではないでしょうか?
SMをすることは、2人で物語を作ることに似ているかもしれません。
それではまた。