真剣な悪ふざけ 【コラム・薫】

    こんにちは、キャストの薫(くゆる)です。

    Twitterでも少し触れましたが、こういう楽しみ方ありなの!?
    といった経験を交えて、コラムを書きます。
    発端は、翠さんのデビューお祝い会で、過去の退店時、私が最後に行ったプレイの思い出話です。

    最終日にプレイした方は、当時の同期で在籍していた七斗さんと私のお客様でした。
    お客様同士の仲が良く、同じ日に同じホテルで七斗さんと私を指名して、
    別々の部屋でプレイした後、お客様同士で談笑しながらホテルに滞在する楽しみ方をされておりました。
    最後の日は、オーナーのはからいもあり、「全員同じ部屋でプレイしてOK」という、
    四名が同席してプレイするという、初の機会が実現した日でもあります。

    主なプレイ内容ですが、パーティーゲーム的な要素で箱が三つ用意されており、
    一つずつボールを引いて、出てきた内容をやるというものでした。
    「○○が、○○に、○○する/される」といった形で出来上がります。
    これの面白いところは、SもMも引く箱が同じところです。
    つまり、お客様が我々を責めるケースもあれば、キャストがキャストを責めるという状況も生まれるわけです。
    (ちなみに箱とボールはお客様の自作です。完成度がすごく高かったです。)

    序盤では早々に私が七斗さんにスタンガンを浴びせることとなり、
    私は全裸で股間にティッシュを置いて鞭を振るうことになるという、非常に混沌とした状況になっていました。
    「なんで鞭振ってても股間のティッシュ落ちないの!?」と笑いながら周りに突っ込まれ、
    「それは私がプロだからです!!」と、全く意味がわからないやりとりでも、全員が笑っているという状況でした。
    最後までこの流れが続き、数時間があっという間に過ぎて、最後のプレイを終えることができました。
    今でも非常に良い思い出として、七斗さんとのお話でも挙がります。

    傍から見るとありえない内容かもしれませんが、全員が少しずつ交流を重ねていき、
    お互いに色々なことを許せる関係となっていった結果、全部詰め込んだらこうなっただけです。
    全員が全員を人として尊重できたからこそ、実現した真剣なSMであり、悪ふざけでもあります。
    責める人、責められる人が居る、面白そう、楽しそうで十分です。
    これからも多様なSMを、自他共に楽しんでいきたいと思います。

    Lotus 薫

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