こんにちは、レセプション担当です。
突然ですが、薄氷を踏んだことはございますか?
(この季節に逆らうような質問になってしまい失礼致します)
私は雪国育ちということもあり、上京するまでは非常に慣れ親しんだ存在の薄氷。
まだ背中にランドセルを背負っていた頃は、その季節最初の薄氷を踏み抜くのがとても楽しみでした。
母や祖母と一緒に歩いているときは、「靴が汚れてしまうからダメよ」とよく言われたものです。
薄っぺらい氷を片足で踏むとどうなるか、その先にあるのは砂利交じりの水だとか、そんなことはわかりきっていました。
けれど、【自らの意志で破壊する】ことがちょっとした冒険だったのではないかと今では思っております。踏み抜いた時の、一線を越えたときに芽生えたほのかな達成感。じんわりと冷たくなるつま先まで含めて。
そしてここからが本題となります。
「プレイするときはどんな服装が良いですか?」「全裸はNGで…」というお声をご予約時にいただくことが多々ございます。
お着換えしやすいワンピースやお好きなコスチューム等、皆さま思い思いのお召し物でお過ごしいただいておりますが、ランジェリー類をお召しになる方が多数なのではないかと存じ上げます。
ランジェリー、本当に豊富な種類がございますね。
洗練されたレース、吸い着くようなベルベット、力強い光沢を放つレザー、鮮やかな刺繍…どこか非日常を彷彿とさせるような、官能的な魅力が満載です。
その魅力にひきつけられると同時に、こんな囁きが心の中に吹き込まれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「私の体系には合わないから」「写真のモデルさんみたいにならないから」「自分のキャラじゃないから」
いえいえ、とんでもございません。
ブラジャーやショーツは日常的に身に付けるものでございますが、模様や機能性、デザインを含めて、何を、どんなシチュエーションのときに重要視するかは人それぞれ。
ぜひ、その囁きを振りほどき、一歩踏み込んでみてくださいませ。
薄氷をパリンと自分の足で割るように、その先には【既に知っている自分の知らなかった姿】を見つけることができるかもしれません。
私は、ランジェリーには不思議な力があると思っております。
どんなスーツやシャツよりも明らかに肌の露出が多い。にも関わらず、儚げなレースでさえ体を美しく支えてくれているような気がいたします。
そして何より、プレイなさるお時間は【キャストさんと貴女だけが知るお時間】でございます。
そのお時間を存分に満喫できるよう、ぜひ普段とは全く違うランジェリー類を纏ってみてはいかがでしょうか。
もしかしたら、どんなランジェリーになさるかお考え頂いている時からプレイは始まっているのかもしれませんね。
その一握の緊張感も含めて、キャストさんとお過ごしいただくお時間をお楽しみいただければ幸いでございます。
ご拝読いただきありがとうございました。
皆さまもどうか暑さに負けず、健やかにお過ごしいただけますように。
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