サディズムとバイオレンス【コラム・亜希】

    こんにちは、キャストの亜希です。
    Lotusに所属してから早3ヶ月が経ちますが、価値観の刷新や気付きが毎日のようにあります。
    その中でも一番の宝物のような発見である
    “互いの欲望を差し出し擦り合わせる50:50のSM”についてお話したいと思います。
    このLotusの理念ともいえる大切な事項を初めて体感として感じられたのは幾月かの研修を経てデビュー初日、実際のプレイの際。
    手が震えるような緊張とともに向かったはずのホテルで2時間強の時間が文字通り一瞬で過ぎ去り改めて「SMって、楽しい…!」と思えた大切な日です。
    そのプレイ後の振り返りタイムの際に、加虐による皮下出血の痕を「愛おしい。消えて無くなってしまうのが寂しい」などと形容して頂いたことが、痛めつけたり苦しめたり、汚したりいじめたり“やってはいけないこと”にしか興奮できないやっかいで拗らせた自分を受け入れてもらえたようで、すごく幸せな気分に包まれたことを今でも鮮明に思い出します。
    一度自分の欲望を受容される喜びを知った人間は、同時にその裏にあるであろう受け入れられない欲望を吐いて出した時の認識にも至ります。
    SMではなくただの暴力行為になってしまう事とそれを理解できないことの怖さ、
    SMとして成立させる為の意識や言動の大切さ。
    言い方を選ばず言えば「僕の欲望を適切に処理するため、お相手に寄り添う加虐行為を徹底しよう」ということになるんでしょうか。
    当たり前のことですがその為の技術研鑽やカウンセリング時の擦り合わせ、お相手の体調や気分の変化の観察はいくつ時が経とうが怠らず磨いていくつもりですので、お会いできた際には互いの欲求を余すことなく差し出し、その後は感想戦をしながらジュースでも飲めたらいいなぁと思っております。
    加虐は愛情表現としてのひとつの選択肢であること。
    両者が望めばこれはこれ以上ない官能的な、濃密な空間になること。
    それを教えてくれたお相手、関係者方々には感謝の気持ちを抱きつつ
    変態として楽しんでいこうと思います。
    ここまで拝読頂きありがとうございました。
    Lotus 亜希
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