Lotus6歳、亜希4歳【コラム・亜希】

    Lotusもオープンから6年を迎えることができました。イベントにお越しいただいた方々、画面越しに見ていただいている方々、そしていつもSMの場を通して関わってくださっている方々に改めてお礼申し上げます。ありがとうございます。

    そういえば、僕もそろそろデビューから4年が経つらしい。あまりこんなことは言いたくないのですが、早い、早すぎる。

    SMの現場では「このプレイ好きだなあ」「こういう形のSMもあるんだな」といったようにその場その場で心動かされることが多く、活動そのものを見返すことは正直あまりないのだけれど、思い返してみればズブの素人で覚えも悪かった僕が緊縛教室の講師をやるようになったり、かつてS性に悩んでいた人たちと仲間っぽい感じになったり、幼い頃の妄想が実現した時の興奮に打ち震えたり、色々な価値観に触れて感性を共有できる喜びを覚えたり、感性の届け方に頭を悩ませたり、お相手の発言の真意を考えることが増えたりなど、僕は僕なりの目まぐるしさで歩んできました。

    色んなことがあったけれど、全部が新鮮で楽しかった。悩んだことももちろんあるけども、それなりに楽しみながら頭を絞っていました。こうして振り返ってみると、僕にとってSMとは性癖を満たすための娯楽でありながら、人を人として見るきっかけをくれた存在なのかもしれません。そんな僕は果たしてSMを通じてお相手の何かに寄与できているんでしょうか。何かしらで還元できていたらいいし、与えられる存在であれたらいいし、少なくともSMの後は暖かい気持ちで帰ってくれてたらいいなと思う4年目の終わりでした。

    ここまでお読みいただきありがとうございました。暑い日が続いていますので、くれぐれもご自愛ください。

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